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(回答先: 論点:重要な“自前”の偵察衛星 江畑 謙介 軍事評論家 投稿者 読売 日時 2003 年 3 月 27 日 18:50:28)
“偵察”衛星あす打ち上げ
北朝鮮の軍事施設を監視できる情報収集衛星が二十八日、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられる。軍事
情報は格段に増えるが、問題は入手した情報の有効な活用策がないこと。防衛庁の情報専門家は「情報を持っているだ
けでは意味がない」と話し、自衛隊が攻撃力を持つ呼び水になる可能性があると見通している。
衛星は二基で一組。光学センサー(望遠鏡)を搭載した衛星と、雲を透過して撮影できるレーダーを持つ衛星で、地
球上の全地点を一日最低一回は撮影できる。ことし夏にもう一組打ち上げられ、一日二回の撮影が可能になる。
撮影した写真は内閣衛星情報センターで分析される。センターの最大勢力は職員四十人以上を送り込んだ防衛庁。何
を撮影するかは各省庁の要請で決めるが、当面、北朝鮮の弾道ミサイル発射基地など軍事施設の撮影が見込まれる。
防衛庁は既に民間衛星が撮影した写真を購入したり、時折、米政府から解像度の高い偵察衛星写真の提供を受けてい
る。だが、撮影意図が企業に漏れるうえ、米国の提供写真は撮影日時が明らかでなく、情報をコントロールされるおそ
れがある。
防衛庁幹部は「ふだんから北朝鮮の軍事基地を撮影しておけば、動きがあった時に事態の変化を察知できる」とい
う。
とはいえ、得られた情報をただちに活用する妙案はない。不穏な動きについて相手国政府に抗議しようにも専守防衛
の自衛隊には攻撃力がなく、外交の実が上がらないとみられるからだ。
それでは情報収集衛星をきっかけに自衛隊は外国を攻撃できる巡航ミサイルやレーザー誘導爆弾を保有することにな
るのか。同庁の情報専門家は「そうした覚悟を決めて打ち上げる衛星ではないが、将来的には防衛力整備にも影響して
くるだろう」と話している。
(半田 滋)
■衛星の発射は午前10時半ごろ
宇宙開発事業団は二十六日、日本初の情報収集衛星二基を載せたH2Aロケット5号機の打ち上げ予定時刻を、二十
八日の午前十時二十七−四十四分の間と発表した。
衛星運用の都合から時刻が決められた。鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げられる。順調なら正午
ごろに成功が確認される。
二十六日の予報では当日の風速が、打ち上げ限界の毎秒一四・七メートルを超す可能性もある。その場合、穏やかな
天候が見込まれる三十、三十一日の同時刻に延期されることもあるという。
情報収集衛星は事実上の偵察衛星。同センターは通常の打ち上げと違う緊張感に包まれている。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20030327/mng_____sya_____005.shtml