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(回答先: イラク戦争:「誤爆死傷者はフセインのせい?」 米が反論 [毎日新聞]【完全な倒錯状態】 投稿者 あっしら 日時 2003 年 3 月 27 日 20:31:22)
【アンマン春日孝之】イラクの首都バグダッドで26日、米軍の巡航ミサイル2発が住宅地の市場などを直撃し市民多数が死傷した事件で、米側は事実上の誤爆の責任をフセイン大統領に押し付ける発言を行っている。こうした対応は、米国が掲げる「イラク国民のための解放戦争」という「大義」に対する、国際社会の疑念を深めると同時に、イラク人の反米感情をあおる結果となり、戦争長期化の要因にもなりかねない。
イラク政府当局によると、現地時間20日未明の開戦以来、民間人の死者数は今回の誤爆を含め132人にのぼった。世界の有力紙報道を参考に、米英軍のイラク攻撃によるイラクの民間人被害の実態を調査している英国の市民団体「イラク・ボディ・カウント」は、26日現在「死者数は少なくとも203人」と推計している。
今回の事件では、現場に入ったロイターテレビの記者が、少なくとも15遺体が路上に横たわっていたと報告。生々しい現場の状況がテレビ映像を通して、世界に流れた。
米統合参謀本部のマクリスタル作戦副部長は、事件後の記者会見で「爆弾がわれわれのものかどうか分からない。標的を外れたイラク軍のミサイルが落ちた可能性もある」と釈明した。
しかし、その後、米中東軍が出した声明は、バグダッドの人口密集地に配置されたイラクのミサイルとその発射台を標的に爆撃したと説明。「市民に被害を与えた可能性がある」と記者会見での釈明内容を修正した。
現場は、貧困層の市民が多く住む地区で、アパートや商店が狭い地域に立ち並んでいる。ロイター通信によると、死者の中には妊娠中の女性もいたという。
現場からの映像では、こぶしを振り上げ、フセイン大統領に対する支持を叫ぶ市民が映し出された。イラクの貧困層はフセイン政権打倒を望む声が強いといわれる。しかし、民間人の犠牲に加え、米国の対応次第では、イラク庶民の反米感情が高まり、首都攻防戦をはじめ、米英軍による今後の作戦遂行の大きな支障となる可能性がある。
[毎日新聞3月27日] ( 2003-03-27-12:44 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030327k0000e030080000c.html