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02/02 18:14 越との軍事交流拡大も 米司令官が期待表明 外信76
【ハノイ2日共同】ベトナムを公式訪問中のブレア米太平洋軍司
令官が二日、ハノイで外国人記者団と会見、ロシア軍が撤退開始を
表明した軍事拠点、南部カムラン湾海軍基地への米艦船寄港の意欲
を語るとともに、ベトナムのテロ反対の姿勢を高く評価、米越の軍
事交流に期待を表明した。
また国営ベトナム通信は、一日にブレア司令官と会談したグエン
・タン・ズン第一副首相が「司令官の訪問は、両国の多方面での協
力を加速する重要なステップ」と述べたと報じた。ファン・バン・
チャー国防相らも司令官と会談した。
司令官は、カムラン湾に関しロシア軍の撤退過程など詳細な状況
については聞いていない、とした上で「米国は、この港湾で現状と
は異なる処遇を受けることに興味を抱いている」と米艦船による寄
港への期待を述べた。米当局者によると、ベトナム側は港湾の軍事
、商業両用の方針を説明、海軍艦船を含む外国船受け入れの構えを
示した。
さらに司令官は、五月にタイで予定されている東南アジア最大級
の軍事演習「コブラゴールド2002」に、ベトナムが初めてオブ
ザーバー参加するとの見通しを明らかにした。同演習はテロ対策を
念頭に核、生物、化学兵器による攻撃への対処が焦点。
ブレア司令官は、米越緊密化の転機として昨年十二月の両国通商
協定の発効を挙げた。
司令官はシンガポール、マレーシアを経て一月三十一日、ベトナ
ムを訪れた。日本、韓国も歴訪する。
(了) 020202 1814
[2002-02-02-18:14]