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ワシントン(CNN)CNNはカタールの衛星放送局アルジャジーラが昨年10月にオサマ・ビンラディン氏にインタビューした映像を入手した。その中で、ビンラディン氏は、アフガニスタンで対テロ軍事作戦を展開する米国に対し「米国のいう自由と人権には裁きが下る」、「米国政府は国民を耐えがたい地獄に導き、息もできないような暮らしをもたらすことになろう」などと語り、「戦いの場は米国内に移った」としている。この「戦い」が具体的に何を指すのはか不明だ。
また、昨年9月11日の同時多発テロについて、ビンラディン氏は「米国はわれわれや世界各地のイスラム教徒を非難しているが、我々がテロ活動を行っているというのは不当な非難だ」と語った。その一方で、「人々にそうした行動をさせたり、私たちの息子を殺した者たちを殺したりすることがテロだというのであれば、我々がテロリストであることは(米国などではなく)歴史がその証言者となる」などと語っている。
また炭疽菌事件などに関して、一般市民を対象にした無差別テロの是非に関する質問を受けると、ビンラディン氏は「無実の同胞が殺されたら、報復として相手側の無実の人々を殺すのはイスラムの法と論理のもとでは認められている」と答えている。
アルジャジーラは昨年10月21日に独占インタビューに成功したが、放映せず、その映像の存在も明らかにしていなかった。理由について、同局の基準に合わず、ニュース価値もないと判断したとしているが、CNNはこの映像を入手、31日夜に放送した。アルジャジーラ側はビデオの入手と放映は不法行為だと非難している。CNNはテープの入手も放映も違法ではないとの見解を発表した。