02/25 08:46 不審船の探査開始 東シナ海で海上保安庁 社会09
共同
海上保安庁は二十五日、東シナ海で昨年十二月に沈没した朝鮮民
主主義人民共和国(北朝鮮)の工作船とみられる不審船の位置を確
認するため、超音波探査装置による調査を始めた。
現場は鹿児島県・奄美大島沖の西方約三百九十キロの地点で、水
深は約九○メートル。二日程度かけて位置を特定した後、巡視船「
いず」に搭載している遠隔操作式の水中テレビカメラを海中に投入
、損傷状況や表示船名などを詳細に確認する。
二十五日は保安庁の測量船「海洋」(五五○トン)が五ノット(
時速約十キロ)ほどのゆっくりとしたスピードで超音波探査装置を
えい航して調査に着手した。
探査装置は、海底に向けて発射した超音波が跳ね返ってくる強さ
の違いで、海底と物体を識別する。
調査は三月一日までの五日間を予定しているが、天候が悪化した
場合、スケジュールを変更する可能性がある。
(了) 020225 0846
[2002-02-25-08:46]