【エルサレム25日=当間敏雄】
ヒラリー・クリントン米上院議員(ニューヨーク州選出)は23日夜、訪問先のエルサレムで講演し、アラファト・パレスチナ自治政府議長について、「イスラエル人へのテロを止められない、あるいは、止めようとしない点で、指導者として失格だ」と厳しく批判した。
同議員はまた、米キャンプデービッド山荘で一昨年7月に行われたバラク・イスラエル首相(当時)とアラファト議長との会談の際、夫のクリントン前大統領が仲介役を務めたことにも触れ、「キャンプデービッド会談が物別れに終わって以降の暴力の責任は、明確にアラファト議長の肩にある」と指弾した。
同議員は24日には、暗殺されたラビン元首相の墓を訪れた。
(2月25日10:32)