【台北24日共同】24日付の台湾紙、中国時報は、米政府が湯曜明・台湾国防部長(国防相)を今年8月に正式訪米に招請する意向を同部長に伝えたと報じた。湯部長は、3月中旬フロリダ州で開かれ、米台の軍事高官も参加する民間主導の「米台防衛首脳会議」にも出席する予定で、米台断交以来初の正式訪米が実現すれば、米台軍事交流の格上げが一層鮮明となる。
具体的な訪米日程は固まっていないが、湯部長は3月から実施するシビリアンコントロール(文民統制)の強化を目指す「軍令軍政一元化」を米側に説明、米側は参謀総長時代に訪米していない湯部長を招請することで、米台軍事交流の活発化を誇示する狙いがあるとみられる。