【ワシントン22日=永田和男】
ラムズフェルド米国防長官は21日の記者会見で、ニューヨーク・タイムズ紙(19日付)が報じた「宣伝戦を研究する新部局」について前日に続く釈明を行い、「国防総省は今も、これからも、国内外に向けてウソの情報を流すようなことはしない」と語り、外国メディア向けに情報操作を行う意図がないこと強調した。
長官は、新部局である「戦略的影響局」が昨年11月に新設されたことを明かし、活動の一例として、昨年の対アフガニスタン軍事行動で米軍が住民向けに行った食糧投下作戦を挙げ、「タリバンが、毒入りだから食べるなと、住民に宣伝していたのに対抗し、ビラをまいて安全な食糧だと知らせた」と語った。
(2月22日19:00)