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ヘクマティアル元首相帰国か アフガン暫定政権に不安 投稿者 倉田佳典 日時 2002 年 2 月 20 日 18:33:05:

(回答先: イラン アフガン元首相を追放へ 投稿者 倉田佳典 日時 2002 年 2 月 20 日 18:26:00)


02/20 15:51 旧世代の大物が帰国か アフガン暫定政権に不安  外信68

 【カブール20日共同】アフガニスタンからイランに亡命中のイ
スラム原理主義政党党首、ヘクマティアル元首相のイラン追放が秒
読み段階に入った。旧ソ連軍撤退後の一九九○年代初頭、ラバニ氏
の大統領擁立で一度は合意しながらドスタム将軍(現国防次官)と
組み、アフガンを泥沼の内戦に陥れた旧世代の大物は行き場を失い
つつある。                         
 元首相に不信感の根強い北部同盟主体の暫定政権下で帰国するこ
とは「ほとんど実現性がない」(暫定政権関係者)との見方が強い
。だが、一部の地方で影響力を温存しているとされ、万一帰国すれ
ば治安悪化の兆しに直面するカルザイ暫定政権がさらなる不安定要
因を抱えることになる。                   
 ブッシュ米政権から「悪の枢軸」と呼ばれたイランは、先に元首
相の事務所を閉鎖。さらに十九日付のイラン改革派紙は、ハタミ政
権が元首相を来週、国外追放にすることを決定したと報じた。  
 かつて元首相を支持してきたパキスタンは受け入れ拒否の姿勢を
公にしており、行き場所を失った形の元首相が、唯一逃げ込むこと
が可能なのは「やはりアフガニスタン」(パキスタンの消息筋)と
の指摘も。消息筋は「かつて旧ソ連と戦った指導者としてのイメー
ジから、アフガン東部などに根強い支持者がいるのも事実」と語っ
た。                            
 アフガン北部では、表向き暫定政権への協力の意向を示している
ドスタム国防次官派と、タジク人勢力の衝突が再燃。カブールでも
航空相殺害事件以来、治安悪化の兆しが出始めており、ヘクマティ
アル元首相の帰国が現実となった場合、暫定政権の頭痛の種が増え
そうだ。                          
(了)  020220 1551              
[2002-02-20-15:51]

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