02/19 21:50 越少数民族15人が帰国 外信105
【プノンペン19日共同】カンボジア政府高官は十九日、ベトナ
ム中部高原からカンボジアに逃げ込んでいた約千百人の少数民族の
うち十五人が国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の保護の下
、帰還したことを明らかにした。この問題で少数民族の本国帰還は
初めて。さらに約百人が帰国を希望しているという。
ベトナム中部高原では昨年二月、独立を求める少数民族による反
乱が発生。政府の弾圧を恐れ、カンボジアのラタナキリ州とモンド
ルキリ州に越境する少数民族が相次いだ。
UNHCRは同四月、三十数人を米国に亡命させたが、ベトナム
政府が激しく非難。その後はベトナム、カンボジア各政府と協議を
続け今年一月、帰国希望者の安全な送還で合意した。しかし、米国
や人権団体が「送還は時期尚早」と反発していた。
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[2002-02-19-21:50]