20日付の米紙ニューヨーク・タイムズによると、アフガニスタン東部ホスト近郊で米軍は今月16、17日の両日、暫定政権に対抗する地元部隊を計2回空爆した。
昨年10月の空爆開始以来、タリバン政権打倒とテロ組織アルカイダの壊滅を目標に掲げてきた米軍が、アフガンの国内抗争に直接関与したのは初めて。治安悪化に直面している暫定政権のカルザイ議長(首相)を支援するのが狙いとみられる。
米中東軍司令部は「地元部隊が暫定政権側部隊に攻撃したため、精密誘導爆弾を投下した」との声明を出した。攻撃を受けた親暫定政権の部隊から米軍に対し、空爆による軍事支援の要請があったという。(ワシントン共同)
[毎日新聞2月20日] ( 2002-02-20-12:12 )