[国連 19日 ロイター] 国連のイラク代表団は、安全保障理事会に対し、イラクは米国が公然と財源を提供するテロ行為の標的であり、「テロ行為の最大の被害者」だとして、米国を非難した。
イラクは、昨年9月11日の対米同時多発テロを受けて設置された、安保理反テロ委員会にあてた書簡で、米政府が「イラクに対するテロ作戦を実施するための雇い兵部隊」に多額の資金を公然と費やしている、として非難した。
書簡はまた「イラクはテロの最大の被害者である」とした上で、米国が主導する行動は、1998年に米議会が可決した「イラク解放法」の下で財政的な援助を受けていることから、「国家によるテロ行為」に相当する、と主張している。(ロイター)
[2月20日9時8分更新]