[カトマンズ 19日 ロイター] ネパールのギャネンドラ国王は、反政府勢力のネパール共産党毛沢東主義派による大規模襲撃事件を受け、国民に対して、連帯を呼びかけた。
国王は、民主化を記念する国民の休日にあたり、恒例のメッセージを発表。「直面する国難を克服するため、国民は手を携えて進むと確信している」と強調した。
国王は昨年11月、国軍に対して、反政府勢力鎮圧作戦を開始するよう指示した。国王は今回、議会に対しても、事態の悪化を防ぐため、非常事態宣言の延長を求めた。
立憲君主制を廃止し人民共和国の樹立を求める反政府勢力は、政府関係施設への襲撃を繰り返しており、週末に同国西部で発生した襲撃事件では、兵士や警察官ら少なくとも154人が犠牲となっている。(ロイター)
[2月19日17時8分更新]