小泉純一郎首相は18日午前、外務省飯倉公館で行った日米首脳会談の冒頭、弓を射ようとする馬上の武士が描かれた絵をブッシュ大統領にプレゼントした。
明治神宮での流鏑馬(やぶさめ)鑑賞の興奮が冷めやらない大統領は、これをテロとの戦いを進める自らへの「連帯のあかし」と受け止めたのか、「われわれは悪と戦っているんだ」と大はしゃぎ。首相も大統領とがっちり握手を交わした。
イラン、イラク、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)を「悪の枢軸」と呼ぶ強硬路線が欧州などからも批判されている大統領。首相からの“激励”に勇気付けられたのか、「彼ら(日本側)はわれわれの立場を理解してくれている」と自信満々で記者団に語っていた。 (時事通信)
[2月18日13時4分更新]