02/15 23:20 「生き地獄だった」 保釈のアルジェリア人会見 外信104
【ロンドン15日共同】米中枢同時テロの実行犯に飛行機の操縦
を教えた疑いで約五カ月間英国で拘束され、このほど保釈された在
英アルジェリア人ロトフィ・ライシ氏(27)が十五日、ロンドン
市内で記者会見し「私がイスラム教徒でパイロットだということが
罪なのか。この五カ月は生き地獄だった」と、米英当局による「誤
認逮捕」を非難した。
一部英紙が同日、単独インタビューを一面で伝えた。弁護士と夫
人が同席した会見の様子はテレビも大きく報道した。
同氏は「(昨年九月二十一日の)午前三時に(ロンドン近郊の)
自宅から裸で妻らと一緒に連行された。身に覚えがないのにショッ
クだった」「あの恐ろしいテロ事件の容疑者という目で世界中から
見られる苦痛は回復できない」などと訴えた。
米司法当局は同氏の身柄引き渡しを英国に求めていた。英治安裁
判所は今月十二日、旅券を預けることなどを条件に同氏を保釈した
。
(了) 020215 2320
[2002-02-15-23:20]