【ワシントン15日=永田和男】パウエル米国務長官は14日、若者向け音楽専門ケーブルテレビMTVに出演し、米国のほか世界5か国と結んだ衛星中継で各地の18〜25歳の若者と議論した。
冒頭、ノルウェーの19歳の女性が「現代政治の悪魔と見なされる国を代表するのはどんな気持ちか」と辛辣な問いを投げかけると、長官は、「米国は悪魔とは正反対の、偉大な守護者だ。欧州を解放したのは米軍だ」と反論。またエジプトの男性(21)が「ウサマ・ビンラーディンが同時テロ首謀者という証拠が聞きたい」と尋ねたのには、「ビンラーディンは世界80か国の人々を殺害した行為を誇ることで自らを訴追している」と指摘した。長官は予定の1時間をオーバー、90分にわたり若者たちと議論した。(読売新聞)
[2月15日19時45分更新]