2・9午前NHK衛星1で放送されたロシア「RTRニュース」は、エネルギー省が原油を蔵することを決めたと報じた。
この増産は、カシアノフ首相が米国を訪問してブッシュ大統領と会談した結果を受けて決定されたもので、OPECが減産政策を呼び掛けているなかでの増産となる。
カシアノフ首相が、ブッシュ大統領に、食糧輸出などの拡大を持ちかけながら原油輸入量の増大を働きかけた。
この輸入量拡大で、数年後の米国の原油輸入先は、サウジアラビアを抜きロシアがトップになると考えられている。
ロシア連邦下院は、エネルギー省の原油増産決定が価格下落につながっていくのではないかと危惧を抱いている。