武器密輸事件はイスラエルが画策したもの=パレスチナ議長
[ベイルート 12日 ロイター] パレスチナ自治政府のアラファト議長は、イスラエルはパレスチナが武器の密輸入を行ったよう画策し、パレスチナと米政府の関係断絶を試みたとして、イスラエルを非難した。イスラエルは、パレスチナが密輸した武器を対イスラエル攻撃に使用する意向だった、との見解を示している。
12日付けのレバノンのアンナハル紙とのインタビューで述べたもの。
同議長は、自身の主張を裏付ける証拠は示さなかった。イスラエルは、パレスチナ自治政府が、イランやレバノンのシーア派民兵組織ヒズボラの支援を受けて密輸を組織したと主張している。
同議長は、「状況から示唆される事象や証拠によると、船の事件にはイスラエルの関与がうかがえる。これはパレスチナ、イラン、ヒズボラを標的にしたものだ」と述べた。(ロイター)
[2月13日8時4分更新]