[テヘラン 11日 ロイター] イラン革命から23周年に当たる11日、イラン各地で大規模な反米デモが行われ、数十万人が参加した。
ブッシュ米大統領がイランを「悪の枢軸」と非難したことを受けて反米意識が強まっていることから、例年より大規模なデモとなった。
ブッシュ大統領は2週間前、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)とイラン、イラクの3カ国を「悪の枢軸」と名指しで非難した。
首都テヘランでは、デモ隊が、「イランを脅迫したのは私の誤り」と書かれた紙を首に巻き付けたブッシュ大統領の人形を掲げたり、アンクルトムの人形に火をつけるなどして気勢をあ上げた。
同国のハタミ大統領は同市のアザディ(自由)広場に集まった群集を前に演説し、「われわれが締め付けを受けるのは、米国が自分たちは世界の支配者であると考え、世界を自分たちの政策に従わせたいと思っているからだ」と批判した。(ロイター)
[2月12日11時58分更新]