トビリシ駐在のフィリップ・レムラー米公使は、ウサマ・ビンラディン氏との関連性が指摘されている兵士がグルジアのパンキシ渓谷に潜伏している、との見解を示した。
11日付けのグルジアの週刊紙、アクハリ・ベルシアとのインタビューで明らかにした。
同渓谷は、ロシアのチェチェン共和国との国境付近に位置している。
2001年9月の対米テロ攻撃以来、ロシアは、ビンラディン氏率いるネットワークが、チェチェン共和国内のゲリラと関連性がある、と度々指摘している。
レムラー公使は、「われわれが入手した情報によると、アフガニスタンから逃走した数十人のムジャヒディン(イスラム戦士)が、コーカサス地方に侵入した」と述べた。
そのうえで、「一部がパンキシ渓谷に潜伏し、ウサマ・ビンラディン氏と関係のあるアラブのテロ組織と接触していることを認識している」と述べた。