【ベルリン10日=共同】
ドイツのシュレーダー首相は、十一日発売予定の同国経済紙ハンデルスブラットのインタビューで、ブッシュ米大統領から「イラクを攻撃するつもりはない」との言質を得たと述べた。
首相は、大統領がいつ発言したかについては触れなかったが、一月三十一日にワシントンで行われた両国首脳会談の席上とみられる。首相は「大統領の発言を信頼する」とした上で、イラクの大量破壊兵器に対する米国の懸念は「正当だ」と述べ、イラクは国連の査察を受け入れるべきだとの考えを示した。
米国がイラク攻撃に踏み切った場合に支持するかとの質問には「(攻撃が決まれば)米国は必ず友好国に通告してくる。その時に意見を述べる」として明言を避けた。