米NBCテレビは7日、米軍機による爆撃で死亡したアルカイダ幹部と見られる男性のなかに、オサマ・ビンラディン氏の背格好と似ている人物が含まれていると報じた。対アフガニスタン軍事作戦を指揮しているフランクス中央軍司令官は7日、攻撃で車両を破壊したことを記者団に認めたうえで、吹雪のため確認できないでいると述べた。
ことの発端は4日の攻撃。米中央情報局(CIA)の無人偵察機がアフガン東部のザワル地区の山岳地帯で、アルカイダのものとみられる車列をミサイルで攻撃し、3人のグループの車両を破壊した。
同テレビによると、3人はアルカイダの幹部で、殺害されたとみられる男性は攻撃前に厳重に警備され、他の男たちよりも長身だったことに当局者が注目していると伝えたため、長身のビンラディン氏の可能性も捨てきれないとの憶測を呼んでいる。
CNNテレビもアルカイダ幹部の車両の可能性があると伝えている。同氏の身長は米連邦捜査局(FBI)の推定で193〜198センチという。ザワルには、アルカイダの洞くつ群があり、米軍は先月、集中的に捜索していた。(18:25)