【ワシントン7日=林路郎】
ベンエリエザー・イスラエル国防相は7日、訪問先のワシントンで「イランは2005年までに核兵器を自力生産するだろう」と強い警告を発した。ラムズフェルド米国防長官との会談を前に、報道陣に語ったもの。
同国防相は、これまでのロシアによるイラン原子力部門への技術協力を念頭に、「イランは、ロシアと北朝鮮の緊密な支援によって核兵器開発能力を備えるに至った」と指摘。現在、極めて良好な関係にある米露両国が共同して、イランの核保有阻止のための圧力を行使するよう要請した。一方で、イランへの対処法としては「空爆ではなく、外交手段や経済制裁などを用いるべきだ」と語った。
(2月7日23:58)