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アメリカ国家自身が暴力革命の所産だったのだね 投稿者 WW 日時 2002 年 2 月 08 日 06:41:36:

(回答先: 「偽善左翼」質問に答え『人間とは何か』を推奨し軍事暴力革命史の迷妄を糺す 投稿者 木村愛二 日時 2002 年 1 月 31 日 13:51:49)

このあとのアップで木村愛二と西岡昌紀が書いている話で、ヒゲ面で人気を稼いだ野上外務次官の「辞任」更迭がマルコポーロ廃刊の日に当るらしいのは、奇妙な因縁と言うべきだね。http://www.asyura.com/sora/war9/msg/5.htmlしかし、辞任した外務次官がそのまま消えるとは思えないのだね。これも要注意だろうね。その問題次官がどこに天下りしたか、渡り鳥したかも、監視が必要になりそうだからね。

田中真紀子の首をきった事で、小泉総理の支持率が4割減しているとも言うね。これで、日本の株式市場も20年前の株価水準に戻しているらしいしね。自身が内憂外患を煽りながら、就任後半年以上も高支持率を稼いできた泣き虫総理の最後が見えてきている。
近くは不審船に対する海保の海賊行為を支持した総理だからね。アフガン戦争協力も、当たり前のように推進した総理でね。それでいて、軍事問題は何もわかっていない総理なのだからね。この程度の人物が、日本の顔になって来たのは不可解な話だろうね。最後が見えているのは、当たり前の事だ。何といっても、日本の泣き虫総理が責任無き改革論議で人気を博し支持率を稼いできたこの一年弱で、世界は変わっているのだからね。

木村愛二がここで書いている暴力革命の話は、世界の未来も占うものみたいだね。「わが電網宝庫で「徹底批判序説」を展開中のカール・マルクスの共産主義、「階級闘争」「暴力革命」理論が横たわっています。。暴力容認の思想こそが、自称左翼の偽善の核心的な根源なのです。その対極には、インドのガンディーの非暴力抵抗を据えました」というのがね。これは、アメリカと言う国家の存立と未来も占うものだろうね。

21世紀の幕開けと共に開始されたアメリカのアフガン侵攻が、2001年はじめから計画されていた陰謀的計画だと言うのはある意味常識だね。いまから一年前には、アメリカ政府はタリバン政権の国連参加を排除する策を打ちはじめたらしいからね。そして9月の旅客機「テロ」事件がおきたのだからね。7月にアフガン侵攻の最後通牒がパキスタン経由でタリバンに伝わっていた事も、アメリカのアフガン侵攻が9月事件の報復では無いことを証明しているのだね。

木村愛二は暴力と暴力革命を批判しているが、アメリカが支配する20世紀以後の現代世界では、否応無しにアメリカ的政治がまかり通っているのだね。その一つが、暴力なのだね。アメリカ合衆国という国家自身が、暴力革命で誕生した国家権力なのだからね。
その「アメリカ」様に向かって暴力はよろしくないよと発言しても、馬の耳に念仏だろうね。暴力と暴力革命無くしてアメリカは無いのだからね。それに、「階級闘争」という歴史理論自体が、マルクスなどよりか以前に出来たものらしいのだがね。それは注意が必要だろうね。

インド独立の指導者となったガンディーが非暴力の抵抗運動を続けたのは、正しい選択だったろうね。暴力の報復スパイラルに陥ることを避けた事は、正しい選択だ。そして、それは大英帝国を譲歩させる結果になったのだね。しかし、それがアメリカという暴力革命国家にも期待できるか否かが問題なのだね。一方的に、アラファトばかりを責められない問題だという事でね。

ガンディーが成功したからと言っても、それをアラファトに要求するのは筋違いだろうね。アラファトが相手にしているのは、ガンディーの宗主国だった大英帝国では無いのだからね。イギリスとアメリカは、似て非なるものなのだからね。それは、アフガン戦争でも証明されている事でね。

アラファトが戦っている敵は、パレスチナ紛争そもそもの発端から、文字通りの暴力革命で生まれた国家「イスラエル」だからだね。そして、その背後で協力に支援してきたアメリカ合衆国であるのだからね。それを間違えてはいけないだろうね。アメリカは、イギリスとは比較にならない暴力革命国家だからね。イギリスは、一応は「名誉革命」の国なのでね。それも、労働党政権のブレア政権になると、かなり怪しくなっているらしいがね。英米は、似て非なる国家だという事は忘れてはならない事だろうね。

アメリカは、インドシナでフランスの権益を引き継ごうとして敗北したのだね。中東ではイギリスの権益を引き継ぐ心算だね。しかし、アメリカとイギリスの関係はアメリカ側からイギリスへの片思い関係に過ぎないことを忘れてはならないね。
アフガン戦争の膠着化と同時に、アメリカでエンロンゲート問題が噴出して議会とホワイトハウスの間で険悪な内紛が続いている。もっとも、エンロンゲートも、日本ではほとんど報道しない「報道自粛」情況らしいのだがね。
そして、1月にはダブヤ演説で「テロ撲滅戦争」騒動の矛先がイラン・イラク・北朝鮮の3国に向けられたのだね。この「内憂外患」情況の中で、過去3週間の間にイギリス世論もダブヤにほぼ見切りを付けた状態でね。イギリスのBBCも、ダブヤ批判を隠さなくなった。これが「テロ撲滅戦争」という「戦略」の現状なのだね。その未来は、言うまでも無いはずなのだがね。

イスラエルでさえ、国内でパレスチナ自治区侵攻を巡る対立が激化しているのだね。パレスチナの抵抗が激しければ、なおさらの事だね。アメリカ政府も、パレスチナ攻撃にGOサインを出せないでいるしね。それが、アラファトを抹殺するかのように発言していたのに撤回したシャロンの見せたトーンダウンの背景にある情況でもあるのだね。
だからと言って、アメリカやイスラエルといった「暴力革命」国家がパレスチナ攻撃を終息させるという見通しは無いだろうね。つまり、暴力革命を是としてきた国家は方向転換できないということでね。こうして、パレスチナのレジスタンス運動は続くだろうね。

隣国であるパレスチナ自治区と安易にゲリラ戦を開始したイスラエルは、日本やアメリカと同じで「内憂外患」の罠に陥ったみたいだね。懸命な指導者なら、そういう罠を避けて政策を作るのだが、暴力革命で生まれた国家というのはそうは行かないらしいね。それは、世界のどこでも同じはずでね。

アメリカが暴力革命で生まれた国家だという以上に、日本も暴力革命で生まれた国家なのだね。「明治維新」という暴力革命でね。それを忘れて、ロシアだけが暴力革命の故郷だという考え方をしているとしたら、それは木村愛二の間違いだろうね。そういう間違いはしていないだろうがね。

その手の間違いをしているのが、泣き虫総理とかの日本属国政治家なのだね。彼らは、そのために内憂外患の罠に陥って紛糾しているのだからね。そのために、田中首切りで日本国民の支持を失ったのでね。罠に陥ってもがく動物が、より深く罠に捕らえられるのと同じようでね。これを確か「自縄自縛」と言うね。

そのために、自民党政治が終わりに近づいているという話があるらしいね。しかし、この「内憂外患」の末路は、それどころの話では無いだろうね。たかだか一政党の週末などと言うものでは無いのだね。何と言っても、日本の政府は、「民主憲法」で否定したはずの自衛隊と言う暴力装置を再発動したのだからね。北朝鮮挑発を開始したのは、その流れの上の事件だ。
そして、アメリカは「北」攻撃を始める時も日本との「事前協議」はしないという密約があるという話が週刊誌で報道されて、日本の世論も少し不安になってきたみたいだね。これまで、日本にも参戦か否かの「選択権」があるとでも考えていたのだろうかね。

アメリカにとっては、アメリカ軍が恣意的に軍事力を行使し、その前線基地となった日本が火の海にされるだけで済むという戦略なのだがね。日本の政治家や役人たちは、今までそれが判らなかったと言うのだろうかね。北朝鮮のロケット「テポドン」が打ち上げられて、日本のH2型より信頼性が高い程だと揶揄されたのは、ついこの間の事だがね。ここにきて、H2Aの衛星打ち上げが失敗しているのと比較すると、日本人としても北朝鮮のロケット技術を軽視していられないはずなのだがね。これで、日本国民の夢もさめるかもでね。

年末に朝日新聞が取り上げた話で、サッカーワールド杯にちなんで、平成天皇が自身の祖先に当る神武を朝鮮半島の王族の系統だとしたらしいね。これは、かなりの爆弾発言だ。もっとも、他の新聞はこれを報道していないらしいがね。こういう発言をする平成天皇自身も、ずいぶんと「進んだ」天皇だと言うしか無いね。その手の話は、阿修羅様の場くらいの話かと思っていたのだがね。

そして、この「天皇朝鮮起源説」は、イギリスの新聞でも話題になっているのだね。この平成天皇発言のおかげで、日本の保守政治家と右翼は沈黙を強いられていると言う話でね。明治には天皇を利用する形で「暴力革命」を引き起こし、昭和には天皇を抱きこむ形で「大陸雄飛」の大戦争を引き起こした日本の「明治」システム政治勢力は、この天皇発言を快く思っていないらしい。その中には、旧華族を含む保守勢力もあるみたいでね。その手の日本の政治集団が、この「進んだ」天皇発言を何らかの手段で転覆しようとする恐れもあるだろうね。それは、北朝鮮戦争を始めるための前提条件だからだね。その手の危険な勢力の策動も、監視する必要があるだろうね。

週刊誌がアメリカ軍の事前協議無しの「北」攻撃を取り上げる情況になった事で、日本の一般国民もやっと、日本がアメリカのチェス盤にのせられた捨て駒に過ぎないという事が判ってきたみたいだね。暴力革命のメッカであった国家のね。

しかし、チェスの駒には、戦争をするか否かの選択権は無いからね。チェス盤から逃げるか否かの選択があるくらいだろうね。しかし、それは泣き虫総理にできることでは無いだろうね。また、最近の国会でアメリカの占領政策に感謝の念を述べたという鳩山由紀夫のような政治家にできる事でも無いだろうね。彼らは、アメリカ軍の「力」には人一倍弱いからね。
それは、彼らがアメリカ占領軍に「公職追放」されていた政治家どものセガレに過ぎないからだね。鳩山一族も、朝鮮戦争勃発のおかげで公職追放が「解除」された事をアメリカに「感謝」しているだけで、アメリカの僕として北朝鮮戦争を狙っているのは同じだろうしね。自民党の後は民主党政権だと考えるような日本人は、何も判っていないのだね。

近代日本は、暴力革命で生まれた「明治」日本からそのシステムをずっと継承してきたのだね。憲法が変わろうと変わるまいと、日本型ファシズムなるものは現実には変化していないね。それは、阿修羅様がリンクしている住専問題をめぐる弁護士と警察検察・裁判所の癒着・腐敗問題の議論を見ても判るがね。
明治システムは、終戦の日に消えたのではないのだね。1940年システムだという話もあるらしいがね。それ程の短い歴史では無いだろうね。これは明治維新にまでさかのぼるものだろうね。だからこそ、問題の裾野は広いのだね。単に法曹改革をするだけでも、単に政治改革をするだけでも、その問題は短期間では解決出来ない広がりを持っているのだね。少なくとも、一世代は必要という事でね。

現代の世界は、グローバル化している。しかし、ここまでグローバル化した世界で、軍事力を恣意的に行使する害悪を理解している「国家」はほとんど無いのだね。暴力革命で生まれた国家ばかりだからだね。それは、安易すぎる「自衛隊派遣」を実行した「ハナタレ小僧」政治家たちの国家、日本でも同じでね。
その「ハナタレ小僧」の中には、田中真紀子を批判している総理経験者の大物政治家で、「会計」士官だったという政治家も入るみたいだね。本当に経理担当の「士官」だったのかね。もともと経理係の「士官」に過ぎなかった程度の政治家が、重大な軍事問題を決裁したりしてはたまったものでは無いのだがね。これも、政治における人材不足という事なのだろうね。

第一次大戦では、ヨーロッパ域内の小さな勢力争いのつもりで宣戦布告を始めた「列強」が、世界を戦渦に巻き込み、自身も手ひどい損害を蒙った。世界の変化、テクノロジーの変化を知らなかったという事でもある。

同じ事が、2001年に起きたのだね。「テロ撲滅戦争」騒動という事でね。その渦中に、日本の「国家」もはまり込んだのだ。この情況は、安易に考えてはならないものだ。暴力革命を理念的にとやかく批判するのはまだ良いが、アメリカ自身が暴力革命の祖国であり、現代世界を支配する暴力を生み出し続けている事を忘れてはならないだろうね。

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