朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)は、先月29日に米国のブッシュ大統領が行った一般教書演説について、演説の内容は同大統領の異常さを証明するものと非難した。
国営朝鮮中央通信社(KCNA)が伝えた。
ブッシュ大統領は演説のなかで、北朝鮮とイラク、イランを大量破壊兵器を製造している「悪の枢軸」であると名指しで指摘した。
一般教書演説については、北朝鮮は既に、宣戦布告に等しいとの非難を行っている。
今回、KCNAは、ブッシュ大統領の発言は極めて無謀なものとし、北朝鮮は自国を守る権利を保持していると警告した。
演説内容をめぐっては韓国の与野党の間でも懸念が高まっている。
しかし、金大中大統領は、政策に相違があったとしても、米国との同盟関係に影響はないとの方針を示した。