02/06 21:02 不審船遺体は35、40歳前後 鹿児島市が特徴を告 社会118
共同
昨年末に鹿児島県・奄美大島沖で起きた不審船銃撃・沈没事件で
、現場海域で収容された乗組員とみられる二遺体は、三十五歳前後
と四十歳前後の男性で、沈没後あまり時間がたたないうちに水死し
たことが六日までに、遺体を火葬した鹿児島市の告示で分かった。
本籍、住所、氏名不明の「行旅(こうりょ)死亡人」の告示によ
ると、二人の死亡推定時刻は昨年十二月二十三日午前零時ごろ。不
審船は同月二十二日午後十時十三分に沈没している。
一人は三十五歳前後で、身長一六四センチ、推定体重六○キロ。
中肉、角顔で、頭髪は黒色。赤色のベスト型救命胴衣やオレンジ色
の防寒ジャンパー、紺色のセーター、濃灰半そでシャツ、ラクダ色
のズボン下などを着用していたが、履物はなかった。
もう一人は四十歳前後で、身長一六五センチ、体重は不明。やせ
ていて筋肉質で、白髪交じりの黒髪。告示は着衣はなかったとして
いるが、第十管区海上保安本部(鹿児島)は収容当日、セーターや
ズボン、救命胴衣を着用と発表している。
不審船沈没後、十五人が海に投げ出され、巡視船が翌朝、二遺体
を収容した。遺体は同月二十八日に鹿児島大で司法解剖、一月二十
三日に鹿児島市に引き渡され、同市は火葬し市営墓地に納骨した。
(了) 020206 2102
[2002-02-06-21:02]