[バグダッド 6日 ロイター] イラクの政府系新聞であるアルジャムフリア紙は、政府が国連の経済制裁に起因するとみている疾病により、昨年12月に1万5000人以上のイラク国民が死亡した、と報じた。
同紙によると、同国の厚生省は、5歳以下の子ども7007人が下痢、肺炎、栄養失調などで死亡し、成人8329人が心臓や腎臓の疾患、糖尿病やがんなどで死亡した、と報告した。
イラク政府は先月、限定的原油輸出・人道物資輸入計画のもとで同国が注文した医薬関連物資のうち、受け取ったのは半分以下だったとし、米国と英国が物資の配達を遅らせている、と非難していた。(ロイター)
[2月7日11時7分更新]