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イラクは、同国が大量破壊兵器を開発中だとする米国の非難を否定した。
国営イラク通信が、外務省報道官の発言として報じた。
ブッシュ米大統領は先週の一般教書演説で、イラクとイラン、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)を「悪の枢軸」と名指しし、これら3カ国による核兵器や化学兵器、生物兵器の開発を阻止する構えを示した。
報道官は「米政権は、イラクが軍備縮小に取り組んでいることを知っているはずだ」と指摘。
また、米大統領の演説については、イスラエルが保有する”核兵器などの大量破壊兵器”から注意をそらすことが目的である、との見方を示した。
一方、イラク各紙によると、先頃2回にわたってロシアを訪問したアジズ副首相は、ロシア政府がイラクに圧力をかける米国に対して「より強硬な姿勢」を取るよう求めたという。