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<アルカイダ>駐独日本大使館を標的か 容疑者が設計図所持
【欧州総局・岸本卓也】国際テロ組織「アルカイダ」のドイツ国内のメンバーとみられる容疑者の自宅から、在ベルリン日本大使館の精巧な設計図が発見されたことが30日明らかになった。ドイツ捜査当局は欧米だけでなく日本の関連施設もテロの標的になっている恐れがあるとみて日本大使館に通告した。大使館は機密扱いの大使館の設計図が漏れた原因を調査している。
ドイツ捜査当局によると、日本大使館の設計図は先週末にアルカイダのメンバーの疑いがあるハンブルク市内のスーダン人男性(33)の自宅を捜索した際に見つかった。日本大使館の設計図のほかに、ベルリンのイスラエル大使館の設計図もあった。捜査当局はメンバーらが両大使館を襲撃する計画を立てていた疑いもあるとみて調べている。
ハンブルクには昨年9月の米同時多発テロでハイジャックした旅客機を操縦した実行犯グループが住んでいた。グループの捜査からスーダン人男性が浮かんだという。イスラエルはイスラム原理主義テロの対象になりやすいが、日本を標的にする動機については米国との関係が深いことが考えられるという。
大使館の設計図は安全対策の上から機密資料。通常は大使館の設計や建築に携わった業者にも厳重な保管を依頼する。ベルリン大使館の山下哲生公使は「ドイツの捜査当局から連絡は受けている。設計図が漏れた原因などは捜査の進展を見ないとコメントできない」と述べている。(毎日新聞)
[1月31日3時21分更新]