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(回答先: イランが「悪影響」と非難 アフガン西部情勢で米国 共同 投稿者 倉田佳典 日時 2002 年 2 月 04 日 19:32:16)
【カイロ小倉孝保】
ラムズフェルド米国防長官は3日、アフガニスタンにいたアルカイダやタリバンの戦闘員がイランへ逃亡していると指摘したが、イランの改革派政権は保守派が政府の意思を無視し逃亡を助けているとの疑いを強めている。改革派に押されてきた保守派が対米関係の悪化を機に、勢いを盛り返すのではないかとの危機感も広がっている。
イランは「反タリバン」の立場を取ってきたが、バザール商人など保守勢力の一部はアフガン内の利権をめぐり、タリバン政権ともパイプを持ってきた。アセフィ外務省報道官は4日、「イラン国境は閉鎖されており、いかなる不法入国もない」と米国防長官の批判を否定したが、ハタミ政権の幹部は「保守派が政府を無視して戦闘員らの逃亡の手助けをしている」と語る。
また、イスラエル政府が摘発したパレスチナへの武器輸出について、イラン政府は公式には関与を否定しているが、改革派が優勢の国会や外務省などでは、保守派の牙城であるイラン革命防衛隊が武器輸出に関与したとみている。
改革派のハタミ大統領には国軍や革命防衛隊の指揮権はない。外務省高官は毎日新聞に対し「革命防衛隊が武器輸出に関与していると疑われる」と語る。改革派は、保守派が米国の対イラン批判を国内締め付けや対外開放政策反対に利用することを警戒している。
[毎日新聞2月4日] ( 2002-02-04-22:14 )