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【エルサレム4日=当間敏雄】
イスラエル軍の予備役兵の間にヨルダン川西岸とガザでの軍務拒否を表明する動きが広がり、軍当局が対応に苦慮している。4日までに拒否を表明した予備役兵は147人。これほどの拒否者が出たのは一昨年秋にイスラエルとパレスチナの武力衝突が始まって以来初めて。
軍務拒否は先月25日、予備役兵52人がイスラエル紙に連名の意見広告で表明して以来、賛同者が次々と加わる形で拡大している。予備役兵らは西岸とガザでの軍事行動は、自国の治安確保につながらず、「パレスチナ人を支配することが唯一の目的」と批判、「ユダヤ人入植地のために戦い続けることはしない」としている。
軍務拒否を表明したのは、西岸やガザの“最前線”に治安確保の要員として投入される予備役兵らで、少佐クラスの高官も含まれている。イスラエル国民は40代まで予備役兵として年1回、1か月程度の軍務が課せられている。軍務拒否の動きはさらに広がる可能性もある。
(2月4日21:56)