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02/04 17:00 独立派が自治協議受け入れ インドネシア・アチェ 外信56
【ジャカルタ4日共同】インドネシア・アチェ特別州(スマトラ
島北西端)の独立派武装組織「自由アチェ運動」(GAM)はジュ
ネーブ近郊で二、三日に開かれたインドネシア政府との和平協議で
、同州の自治拡大について政府と協議することに同意した。GAM
と政府が四日、明らかにした。
一九七六年にアチェ独立を宣言、国軍・警察と武力闘争を続けて
きたGAMの大きな方針転換。数千人とも一万人とも言われる犠牲
者を出した独立紛争は曲がり角を迎えた。
しかし、GAM地元活動家は、独立の是非を問う住民投票の実施
を、自治拡大受け入れの前提条件とする考えを示しており、協議の
前途は予断を許さない。
政府はアチェ特別州への財政配分の増加やイスラム法の施行など
を定めた自治拡大法を今年初めから施行、ハッサン外相は記者会見
で「自治拡大法が次回協議の土台となる」と語った。
一方、ジュネーブにいるGAM協議代表、ザイニ・アブドゥラ氏
は共同通信の電話取材に「協議への同意は、自治拡大を受け入れた
ことを意味しない。アチェに安全と民主主義が確保されることが最
も重要だ」と語り、三月上旬に政府と再協議する意向を示した。
和平協議は昨年七月以来中断しており、アチェで先月二十二日に
GAM軍事部門のシャフィ最高司令官が戦死したことで、協議再開
が危ぶまれていた。
(了) 020204 1700
[2002-02-04-17:00]