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【エルサレム小倉孝保】
イランを訪問中のサブリ・イラク外相は27日、テヘランでハタミ大統領と会談した。イラク外相のテヘラン訪問はイラン・イラク戦争(80〜88年)後、初めて。関係正常化に向けたステップになるのは確実だ。
28日付の汎アラブ有力紙「アルハヤト」などによると、サブリ外相はハタミ大統領に、バグダッドを拠点に活動する反体制イラン人組織「ムジャヒディン・ハルク」の活動を封じると約束した。
同組織はたびたび、イラク領内からイラン内に越境攻撃を仕掛けてきたが、イラク政府が同組織を保護していることが両国の関係改善の大きな阻害要因になっていた。
一方、イラン側は米国がイラクを攻撃した場合、外交面や人道面でイラクに協力することを伝えた。
イラクはアフガニスタンに続き、米国の対テロ攻撃の対象になる可能性が指摘される中、それを避けるため外交努力を続けている。同外相のイラン訪問のほか、アジズ副首相が先週からロシア、中国を歴訪している。
[毎日新聞1月28日] ( 2002-01-28-20:06 )