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01/26 15:57 炭疽菌除去に新兵器 米ロッキードが開発 外経65
共同
米防衛関連機器大手のロッキード・マーティンは、オフィスに送
られた郵便物から炭疽(たんそ)菌など有害な微生物を探知、除去
できる新システムを開発した。三月にも官公庁向け納入を開始し、
その後は民間企業にも売り込みを図る。
新システムは「バイオ・メール・ソリューションズ」。昨年秋以
降、全米で五人の犠牲者を出した炭疽菌事件を受けて急きょ開発チ
ームを結成。有害生物の探知機やろ過装置など軍が開発した技術も
応用し、郵便局の集配システムや大量の郵便物を扱う大企業の利用
を想定している。
米郵政公社は事件発生後、エックス線照射による滅菌処理などを
行っているが費用が掛かる上、係員の健康被害の恐れも指摘され新
システムの導入を計画中。メーカー各社の受注競争も始まり、バイ
オ・テロ対策が新たな市場を生み出しそうだ。
ロッキードの新システムは滅菌の代わりに郵便物の周囲の空気か
ら有害生物の有無を検査。検出した場合には換気することで除去す
る仕組み。米国で発見された炭疽菌程度の大きさの微生物ならほと
んどを除去できる。郵政公社はほかからもシステム納入の打診を受
けており、十社程度が候補に残っているとされる。
ロッキードは防衛機器だけでなく郵便関連機器でも大手メーカー
。同システムを担当するシンシア・セイラー副社長は「国内防衛の
観点から、われわれの技術を利用して何ができるかを考えた」と話
している。(ニューヨーク共同=新井琢也)
(了) 020126 1557
[2002-01-26-15:57]