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【ワシントン25日=林路郎】
来月19、20日のブッシュ大統領訪韓時に、米国が韓国に対して100機前後のF―15戦闘機(数十億ドル相当)の売り込みを目指し、金大中大統領に購入を直接、要請する方針であることが25日までに、ワシントンの韓国筋の話で明らかになった。韓国が主力戦闘機購入の機種選定を3月ごろをめどに決めるのをにらみ、大統領自らが生産低調の同機の大型商談に乗り出すことになりそうだ。
同機は、戦闘機のステルス化の流れを受け、米国内での需要も減少しており、国防総省からボーイング社への発注は現在、米軍向けとして最後となる10機のみ。生産ライン停止の気配すら漂っているため、米国は必死に売り込み先の発掘を進めている。
次期主力戦闘機を選定中の韓国は格好の顧客。だが、ロシア製スホイ、英独などが共同生産するユーロファイター、仏ダッソー社のラファールなども候補に上っており、米国と売り込み合戦を続けている。
ハスタート下院議長を代表とする米議員団はこのほど訪韓、金大中大統領とも面会して感触を探り、24日帰米した。ブラント下院議員は同日、報道陣に対し、「韓国側からこれまでになく前向きの反応を得た」とコメント。大統領の一押しで米国が商談をまとめる可能性も出てきた。
(1月25日20:54)