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01/25 15:05 米、イラクけん制を強化 査察受け入れに「威圧」 外信57
【ワシントン25日共同】イラク南部の飛行禁止空域で警戒飛行
を続けている米英軍機は今週三度にわたり、バグダッド南西部の対
空砲火施設を空爆、アフガニスタンでの軍事作戦と並行してイラク
に対するけん制を強めている。
米中東軍司令部は「自衛手段で、ブッシュ大統領が進めるテロと
の戦いとは無関係」と指摘するが、連日の空爆には大量破壊兵器開
発疑惑に対する国連査察の受け入れを迫る「威圧」の狙いも見え隠
れする。
マイヤーズ米統合参謀本部議長は二十四日の記者会見で「アフガ
ニスタンに目を向けると同時に、監視飛行に対する脅威に対処する
」と対イラク警戒態勢の重要性を強調した。
ブッシュ政権内ではイラク攻撃論が一時より影を潜めている。米
中央情報局(CIA)筋によると、査察受け入れを要求する一方、
イラクの出方やアフガンなど他国での掃討作戦の行方を見極めなが
ら対イラク軍事作戦について判断する「二段構え」が基本戦略だ。
その背景には(1)イラク攻撃の明確な根拠がなく、国際社会の
理解が得られない(2)攻撃を仕掛ければアフガン軍事作戦での国
際協調が揺らぐ―との懸念がある。このためフィリピンのイスラム
過激派など比較的手を付けやすいテロ組織のせん滅を優先する方針
だ。
ブッシュ大統領は二十三日の米テレビで大量破壊兵器に懸念を示
しつつも「(イラクに対し)短気は起こしていない」と述べた。
(了) 020125 1504
[2002-01-25-15:05]