★阿修羅♪ 戦争8 ★阿修羅♪ |
【ワシントン24日=前田徹】
アフガニスタンや中東地域を管轄する米中央軍司令部は二十四日、イラク南部の対空砲陣地を米英合同軍が空爆したと発表した。イラク上空をパトロールする米英軍機がイラク空爆を実施したのは今週に入ってこれで三度目。マイヤーズ米統合参謀本部議長は「アフガニスタンにだけ気をとられているわけではない。イラクに不審な動きがあれば今後も攻撃する」と述べた。
同司令部によると、湾岸戦争直後、イラク南部と北部に設けられた飛行禁止区域をパトロールする米英戦闘爆撃機が攻撃に参加し、精密誘導爆弾で対空設備を破壊した。
マイヤーズ議長は連続空爆の理由について「アフガニスタン(での反テロ戦争)に集中しているが、同時にイラクに対空砲火の動きがあったことが確認できたので応じた。今後も対応する」と、自衛手段であると説明した。
イラクはアフガニスタン後の反テロ戦争の目標として何度か米紙などに浮上しているが、ブッシュ大統領はトルコのエジェビット首相との会談などで「イラクが大量破壊兵器査察を受け入れない場合には、軍事行動も辞さない」と明言していた。