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【ワシントン23日大島宇一郎】
ブッシュ米大統領は二十三日、ワシントン市内のホテルで講演し、十月からの二〇〇三会計年度の国防費について四百八十億ドル(約六兆四千三百億円)の増額を議会に求める方針を明らかにした。これは過去二十年で最大の約15%の伸び率で、大統領が二月四日に議会に提示する予算教書に盛り込まれる。同年度の国防予算は全体で三千八百億ドル(約五十兆九千億円)程度となる見通し。
大統領は「国民を守るためには軍事力の増強が必要だ」と述べ、国防費の増強を最優先課題に挙げた。主な使途については、ミサイル防衛システム、無人偵察機、地上部隊用のハイテク兵器などを挙げたうえで「これらは高価だが、テロとの戦いに勝利するには必要なものだ」と強調した。
また大統領は今後の軍事展開について「テロとの戦いはアフガンで始まったが、そこで終わりではない。地球のあちこちに敵の影がある。米国は世界規模のテロ組織を打ち負かすまで休まない」と述べ、アフガン以外でもテロ掃討を続ける考えを示した。
さらに大統領は国土防衛の重要性も強調。予算教書では、空港警備員や連邦捜査局(FBI)の要員増強を盛り込む方針を明らかにした。