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(回答先: Re: ブッシュ政権はいよいよ本命に「踏み絵」を踏ませる気になったようだ 投稿者 あっしら 日時 2002 年 1 月 23 日 21:01:03)
この「踏み絵」という言葉が、「テロ撲滅戦争」騒動の本質を言い当てているみたいだね。どうも、ダブヤ政権は世界を火の海にしたいみたいでね。もっとも、そうなると、それを消そうという人間も現れるだろうがね。阿修羅様掲示板にも、そういう人間がいくらもいるという事でね。
ダブヤと言えば、19日のイギリス・ガーディアンにダブヤが失神騒動で喉をつまらせた原因を「thyroid甲状腺」病と推測している記事があるらしいね。そうなると、放射線との関係が問題視される。もっとも、ダブヤは単なるアル中だと見る向きもあるらしいがね。どちらも、嚥下障害を起こすのは確からしいね。
物を飲み込む事に障害があるという症状では、父親ブッシュも同じらしいね。薬物中毒の症状と言う情報もあるしね。かつての大ブッシュ大統領ゲロ吐き事件というのも、父子ともに同じ病気だという証拠らしい。特に、ダブヤは大学時代にコカイン中毒だった事は自明らしいからね。
ダブヤが甲状腺病だとしても、それも父親から遺伝した病気ではないかというね。アル中にしろ、薬物にしろ、甲状腺障害にしろ、ダブヤは世界最大の核大国で核ボタンを握っている資格が無いようだね。健康に問題があるのではね。
ソマリアと言えば、23日にテレビ朝日系で放送された「久米宏ニュースステーション」でアメリカ映画「ブラックホーク・ダウン」が取り上げられたらしいね。延々と映画の映像が流されたと言うしね。この映画は、アメリカのソマリア攻撃を支援するためのアジテーション映画なのだがね。
それを、「報道」番組と自称しているこの手のテレビ番組が礼賛報道しているのは、放送業界が真実の報道を自粛しているという事でね。日本のテレビ協会とこの映画会社(ソニー・コロンビア)が共同して、時の政治家を支援する映画を「翼賛報道」しているのは問題だろうね。この映画よりも、シュワルツネッガーのコラテラル・ダメージの方が、「テロ撲滅戦争」の現実やアメリカ政府の陰謀を遥かに良く映画化しているらしいね。こちらの方は、今でも上映延期(禁止?)状態が続いているみたいだがね。
テレビ朝日の「ブラックホーク・ダウン」報道は、日本のテレビ業界が政治家を支援するキャンペーンの手はじめになるようだね。他局も追従「報道」するだろうしね。この映画は、「文明国」軍がソマリアの民間人を攻撃する大義名分をプロパガンダする映画なのにね。
久米宏ニュースステーションでは、映画のプロモーションビデオも放送されたらしいね。「プロモ」は「プロモ」に過ぎないはずなのだがねえ。この番組では、それを「歴史事実」として放送したというのだね。これは、映画のプロモーションビデオに表現されている特殊効果の戦闘映像が、報道番組を通して戦争の「証拠」として扱われるという不思議な話なのだがねえ。
そして、この中に、1993年のモガディシオ事件の真相があるという解説が付けられていたらしいしね。映画を見た一般のアメリカ人女性が、歴史を理解できたと語ったともね。その女性もテレビ受けする「金髪美人」だったという話でね。しかし、これはもはや報道ではなく、報道の体裁を借りたプロパガンダであり、単なるインフォテイメントに過ぎないのだがね。この手のテレビは、「報道」という看板を下ろすべき時だろうね。
この手のソマリア「報道」は、報道番組としては前代未聞の妄想症的失態だろうし、テレビ報道の末期症状を表わすものだね。特に、映画のプロモを「証拠」扱いして放送までしたという事がね。これは、笑いものだろうがねえ。ここに、テレビ報道の末期症状が証明されていると言えるだろうね。
もっとも、このテレビ朝日の「報道」は自社制作ではなくて、悪名高いCNNのプロパガンダ報道の翻訳に過ぎないだろうね。そして、その中でも、インタビューされた事件の生存者ケニ・トーマスは、モガディシオ作戦の目的は「support of UNISOM」だとしか明かしていないのだね。それしか言えないと言っているというね。しかし、それでは、この作戦の全体を語ったことにはならないのだがねえ。
http://www.cnn.com/2001/US/10/27/ret.thomas.somalia.cnna
そもそも、1993年モガディシオの戦いを知るには、退屈なテレビ報道や映画プロモを「鑑賞」する必要も無いね。退屈なプロパガンダを鑑賞しなくとも、マーク・ボウデンによる映画の原作がオンラインで読めるのでね。http://blackhawkdown.philly.com
そして、映画やテレビ「報道」を観賞して、その結果として「集団妄想症」に陥る危険を冒すより、こちらの文章の方がましだろうね。これでも、「国連」の旗の下で実行されたアメリカと西側同盟国のソマリア攻撃で、ソマリア人死者が300から500人位出ていると認めているのでね。この攻撃を挑発した張本人の「国連」でさえ、ソマリア人死者500人という数字を認めているらしいしね。
そして問題は、1993年10月3日に起きたモガディシオの戦いだけでは無いはずだね。それ以前の7月から、アイディード将軍派の民兵を狙った掃討作戦が展開されていたのだからね。10月3日に起きたのは、その最期を締め括った事件に過ぎない。そして、チョムスキーThe New Military Humanismでは、この3ヶ月間で発生したソマリア人の死者を6千〜1万人と言っているのだね。
そして、もともとアメリカ石油資本がソマリアの原油を狙っていたことも間違いが無いのだね。コノコを中心としたアメリカ石油資本が現地で採掘を狙っていたのだしね。Conoco、Amoco、Chevron、Phillipsといった企業がね。アメリカだけでなく西側諸国全体が、アラビア半島の対岸に位置するソマリアを新たな拠点として、中東とアフリカの資源を狙う地政学的拠点にしようとしていたのも間違いが無いだろうね。当時から、「国連」は西側の資源獲得戦略に利用されているだけでね。
そして、ソマリア派兵計画も大ブッシュ政権時代に立案されていたらしいしね。クリントンは、それを引き継いだだけという事でね。ケネディのキューバ侵攻事件と同じ事でね。そして、この計画を承認した責任者が、統合参謀本部議長だったパウエル国務長官なのだね。大ブッシュ(HWブッシュ)、ダブヤブッシュ、パウエルなどなどは、あれから10年たって再びソマリアを狙っているという事だね。「アフロ・イスラム」を攻撃するという事だがね。
もともと、モガディシオの戦いが起きるに至ったのは、1993年7月12日に国連UNISOMの旗の下で送り込まれたアメリカ軍ヘリコプターが、モハメド・ファラ・アイディード将軍派の会合を「奇襲攻撃」した事に端を発しているのだがね。この奇襲攻撃で、西側・国連との妥協を目指していたアイディード派の穏健な老人や知識人たち50〜70人が殺害されたという事件だ。これは、国連と西側勢力が、アイディード将軍派に宣戦布告をせずに戦争を仕掛けた事件でもあるのだね。そもそも、国連が介入したのも、西側よりのモハメド・バーレ政権がアイディード将軍によって倒されたからだったのだね。「国連」が、西側の資源争奪戦争を補助するだけの機関に成り下がっている事は間違いが無いようでね。
もともと、アメリカがアイディード派を攻撃した口実は、6月5日に「国連」の駐留パキスタン兵が何者かに攻撃され、20人以上の死者を出した事件だ。それがアイディード派の攻撃だったのかどうか、それは不明なのだがね。結果的に、1993年7月12日から10年にわたり、ソマリアは内戦状態を余儀無くされてきたのでね。
今回はそのソマリアに西側「文明国」がアメリカ様の旗の下で攻撃を仕掛けるというのだがね。アルカイダがいるからという話を持ち出してね。それは、口実に過ぎないだろうがねえ。しかし、テレビ朝日系「報道」番組がCNN報道の翻案で「報道」したところによると、ソマリアには「テロ組織」アルカイダがあるらしいのだね。この番組は、フィリピンのアブサヤフを「テロ組織」と報道しているらしいがね。しかし、フィリピンのアブサヤフは犯罪組織ではあっても、「テロ組織」だったことは無いはずなのだがねえ。
小国を犠牲にして、大国の利益を図るのを不義の戦争と言うがね。裕福な家が、隣の貧しい家の持ち物を盗もうとするのと同じ事でね。こういうのを確か「盗癖」と言うね。中国の故事に、この手の国が出てくるらしいね。「テロ撲滅戦争」よりも、こちらのタイプの戦争の方が遥かに長い歴史を持っているのだがねえ。
この手の不義の戦争も、現代社会では「文明国」の資源争奪の目的のために許されるらしいのだがね。人口も資源も少なく困窮している小国に、人口も資源も有り余っている大国が侵略をするというね。これを「文明国」と言えるかというと、言えないだろうねえ。そういう戦争政策は、間違い無く文明国を内部から腐敗させ空洞状態にさせるだけだろうがねえ。しかし、安直な翻訳ビデオで「報道」を繰り返している「御気楽」テレビ局の面々にとって、それはどうでも良いことだろうがねえ。彼らは、公共の電波を利用していても、自分の金だけ儲かれば良いという事だろうしね。この手の企業にも、ある種「盗癖」があると言えるみたいだがねえ。