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01/06 10:48 捕らえる機会3度逃す ビンラディン氏で英紙 外信18
【ロンドン6日共同】六日付の英紙サンデー・タイムズは、クリ
ントン前米大統領がビンラディン氏を少なくとも三度捕らえる機会
を逃したと伝えた。同紙はワシントンの消息筋の話として前大統領
自身が「最初の申し出(スーダンからの身柄引き渡し)を断ったの
は任期中で最大の過ち」と述べていたという。
取り逃がしたのは、起訴する根拠がなく米国の法廷で審理できな
いのが最大の理由。しかし、当時の情報当局者は「テロと戦う姿勢
に欠けていた」と前政権を非難している。
同紙によると一九九六年、スーダン政府は当時、米中央情報局(
CIA)と通じている情報当局者をワシントンに派遣。同国に住ん
でいたビンラディン氏を引き渡す用意があることを打診したものの
、米政権はこれを拒否したという。
このほかに、サウジアラビアの王族が、ビンラディン氏の母親が
息子に会うためにアフガニスタンに行く際、行き先が分かるように
荷物に発信機を付けるなどの仕掛けをするのを手助けすると提案。
しかし、CIAが取り上げなかったという。
(了) 020106 1048
[2002-01-06-10:48]