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01/22 09:05 ロ独立系TVの放送停止 政権の言論統制に批判必至 外信15
【モスクワ22日共同】ロシア新聞放送省は二十一日夜、ロシア
で唯一、政権に批判的な放送を続けていた民間有力テレビ局「TV
6」の放送免許を取り消した。このため同局はモスクワ時間の二十
二日午前零時から放送を停止した。
免許取り消しはTV6の閉鎖を認めた先の連邦仲裁裁判所の決定
を履行したもの。これによりプーチン政権は野党的立場を堅持する
最後のテレビ局の解体を実現した。政府に批判的なテレビ報道を完
全に封じる言論統制体制を敷いたことで、欧米から強い批判を浴び
るのは必至だ。
政権は今後、入札でTV6を引き継ぐ新たな放送事業者を決定す
るが、政権寄りのテレビ局になるのは確実。
TV6では、チェチェン紛争や一昨年八月の原子力潜水艦クルス
クの沈没事故をめぐり政府批判の報道を展開したため政権に経営権
を奪取された旧独立系テレビ局NTVから移籍した記者が放送を続
けていた。
しかし、政権の意向を受けた株主の石油会社が、採算性がないと
の理由でTV6の閉鎖を求める裁判を起こし、連邦仲裁裁判所は十
一日、閉鎖を最終的に認めた。
TV6の最大株主は、政権と対立、詐欺罪で訴追されて国外逃亡
中の政商ベレゾフスキー氏。TV6閉鎖の背景には、同氏の影響力
一掃を狙うクレムリンの思惑もあるとされる。
(了) 020122 0905
[2002-01-22-09:05]