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【カイロ21日=平野真一】
聖地エルサレムのユダヤ、キリスト、イスラム教高位聖職者らが20、21の両日、エジプト地中海岸のアレクサンドリアで宗教間対話会議を開き、イスラエル・パレスチナ武力衝突の早期終結を求める共同宣言を採択した。政府任命聖職者や閣僚らが、和平呼びかけを行うのは異例で、政治的思惑とは別に、宗教的には平和的な姿勢を国際社会に示す必要があると判断したと見られる。
会議は英国国教会のケアリー・カンタベリー大主教が企画したもので、イスラエル側からバクシ・ドロン国家主任ラビ(ユダヤ教の導師)、メルヒオール外務副大臣、パレスチナ側からタミミ・イスラム法廷長官、シデル自治政府国務相らが参加した。
宣言は、「神の名において無実の者を殺すことは神の冒とく」とテロを非難し、「扇動、憎悪、誤解に反対せよ」と呼びかけた上で、〈1〉イスラエル、パレスチナ双方に米停戦案の履行要求〈2〉和平実現に向け3宗教指導者間で共同委員会を常設――などをうたった。
(1月22日12:06)