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01/20 19:17 比に沖縄から米部隊到着 対テロ合同軍事演習で 後 外信38
【マニラ20日共同】フィリピン軍当局によると、イスラム原理
主義過激派アブ・サヤフの掃討を視野に入れて始まったフィリピン
と米国の合同軍事演習「バリカタン02―1」に参加する部隊約三
十人や機材を乗せた米軍のMC130輸送機三機が二十日、沖縄の
米空軍嘉手納基地からミンダナオ島サンボアンガのアンドルーズ空
軍基地に到着した。
サンボアンガには既に米軍部隊二十四人がいるが、軍当局が今回
の演習で沖縄からの部隊の到着を明らかにしたのは初めて。
「バリカタン02―1」は演習に名を借りた米軍の掃討作戦とい
われ、沖縄の米軍基地がフィリピンにおける対テロ戦争の「後方基
地」の役割を担っていることが浮き彫りになった。
一番機はこの日、午前十一時十五分(日本時間午後零時十五分)
ごろ到着、二番機が午後三時すぎ、三番機は午後三時半ごろ着陸し
た。
一番機からは迷彩服姿の米兵十三人が降り立ち、小型トラックや
小型バン、スーツケースなどが降ろされた。二番機からは十人ぐら
い、三番機からも数人以上の米兵が降りるのが目撃された。兵士数
は三十人以上とみられるが、フィリピン軍当局は人数についてはコ
メントを控えている。
この日運ばれた機材は通信関係の機器とみられており、軍南部方
面司令本部のスポークスマンは「これらの部隊はサンボアンガとバ
シラン島でフィリピン軍に対テロ戦訓練を行うチームの一部」と述
べた。
今回の演習をめぐっては、米軍は最前線で活動しないとしている
ものの、アブ・サヤフから攻撃された場合に正当防衛名目で防戦し
、事実上の交戦に参加する可能性が指摘されている。
フィリピン憲法は国内での他国軍の活動を原則として禁じている
ため、今回の演習は憲法違反の疑いがあるとして論議を呼んでおり
、アロヨ大統領は演習遂行の合意を取り付けるため、二十三日に国
家安全保障会議を招集して意思統一を図りたい構えだ。
(了) 020120 1916
[2002-01-20-19:17]