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新宿の消火器爆弾、開くと爆発「トラップ式」
東京都新宿区西新宿の区立新宿中央公園で19日朝に不審物が爆発し、男性が重体となった事件で、消火器爆弾とみられる爆発物は木箱に入れられ、開けると爆発する「トラップ式」だった可能性が強いことが、警視庁捜査1課と新宿署の捜査本部の調べでわかった。前日の午後には近くの植え込みに置かれていたことも判明。捜査本部では、殺人未遂容疑で本格的な捜査に乗り出した。
男性は、普段から公園内で寝起きしている無職佐々木義美さん(53)と判明した。佐々木さんは左腕のほか、左足も吹き飛ばされており、依然意識不明の重体。
調べによると、不審物は18日午後3時20分ごろには、現場近くの植え込みに放置されているのを、公園管理事務所の職員が見つけていた。一見すると木箱のようなもので、白い紙袋に入れられて、上からビニールひもで十字に縛られていた。縦、横35センチ、高さは45センチ程度で、重さは5キロ以下だったという。また、不審物をふると、中で何かがゴロゴロと転がるような音がしたという。
公園の職員は不審物を見つけた際に、近くにいたホームレス男性2人に持ち主を尋ねたが、いずれも見覚えはなく、その2人がごみ箱の前に放置した。2人は爆発直前の19日午前8時20分ごろにも、そのまま置かれていたことを確認している。爆発の際、2人は付近におらず、不審物の近くには佐々木さんしかいなかったとみられている。
現場近くから回収された消火器の底の部分や、リード線、乾電池などの破片は、最大で半径約50メートルの範囲で飛び散っており、同本部では、消火器の中に火薬を詰めた殺傷力の高い消火器爆弾とみている。
さらに、不審物が少なくとも前日から置かれ、複数の人が触れたのに爆発していなかったことや、箱を開けたとたんに爆発したとみられることなどから、捜査本部では、爆発物は時限式ではなく、箱を開けることでスイッチが入る「トラップ式」だった可能性が濃厚とみて鑑定を急いでいる。
(1月20日02:13)
http://www.yomiuri.co.jp/04/20020119i113.htm
極左暴力集団は、組織の非公然化、軍事化を一段と強める中、27件の「テロ、ゲリラ」事件を引き起こしたが、このうち5件が強力な設置式爆弾を使用した事件であった。
中核派が「三番町宮内庁宿舎自動車爆弾事件」で使用した爆弾は、窃取した自動車に圧力釜爆弾を仕掛けて車両もろとも爆破するという本格的な「自動車爆弾」であった。
一方、革労協狭間派が行った「中央自動車道切り通し爆破事件」は、破壊力の強い消火器爆弾2個を切り通しに埋設して爆破し、大量の土砂を高速道路上に飛散、流出させたもので、御通過時間に合わせて爆破があれば、御葬列を直撃しかねないものであった。
このように極左暴力集団は、大型の爆弾を使用した「ゲリラ」を多発させるとともに、「昭和61年にめざした機動隊せん滅を必ず実現する」などと主張して武器の改良、開発を進めるなど、爆弾志向を一段と強めた。
過去10年間の極左暴力集団による「テロ、ゲリラ」事件の発生状況は、図7−1のとおりである。
図7−1 「テロ、ゲリラ」事件の発生状況(昭和55〜平成元年)
http://www.pdc.npa.go.jp/hakusyo/h02/0263.gif">
〔事例1〕 三番町宮内庁宿舎自動車爆弾事件
平成元年4月28日深夜、東京都千代田区内の三番町宮内庁宿舎敷地内において、圧力釜爆弾を搭載した盗難車が爆発し、宿舎の窓ガラス、外壁及び敷地内に駐車中の自動車等が爆風により破損した(東京)。
〔事例2〕 中央自動車道切り通し爆破事件
2月24日、東京都調布市内の中央自動車道深大寺バス停付近の切り通しにおいて、埋設された時限式の消火器爆弾2個が御葬列の御通過直前に爆発し、切り通し法面(のりめん)の土砂が大量に自動車道上に飛散、流出した(東京)。
http://www.pdc.npa.go.jp/hakusyo/h02/0264a.jpg">
http://www.pdc.npa.go.jp/hakusyo/h02/h020700.html