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【カイロ小倉孝保】
アラブ連盟(21カ国・1機構で構成)のムーサ事務局長は5日、カイロの連盟本部で記者会見し、今月中にもイラクを訪問することを明らかにした。同事務局長のイラク訪問は昨年5月の就任後初めて。アフガニスタンに続いて米国が計画しているとされるイラク攻撃への対応を協議するとみられる。
ムーサ事務局長は「イラクはアラブ連盟の中でも特別な国だ」と述べた。イラクが90年にクウェートに侵攻したことをきっかけに国連の経済制裁が続いていることや、米国が攻撃を計画しているとされることから「特別な国」と表現したとみられる。
訪問の目的について「様々なことが議題になるだろう」と述べるにとどまったが、フセイン大統領と会談し、イラクとクウェートの関係改善、イラクが拒否し続ける国連の大量破壊兵器の査察問題なども意見交換するとみられる。
[毎日新聞1月5日] ( 2002-01-05-21:58 )