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【ワシントン16日=共同】
ブッシュ米大統領は十六日、ホワイトハウスでトルコのエジェビット首相と初会談し、米国がいずれはイラクの大量破壊兵器査察問題で行動を起こす方針を表明した。
ブッシュ大統領は会談前、記者団に「サダム・フセイン(大統領)が大量破壊兵器を開発していないと言うのなら(査察団を)受け入れるべきだ。受け入れなければ(米国は)適切な時期に何らかの対応をしなければならない」と述べ、査察団入国を拒み続けているフセイン・イラク政権にあらためて警告した。
エジェビット首相によると、ブッシュ大統領はイラクに対する軍事行動などを起こす場合は事前にトルコ政府に相談することを含め、緊密に協力していくことを確約したという。
ブッシュ大統領はさらに、トルコが北大西洋条約機構(NATO)唯一のイスラム教国としてアフガニスタンでの平和維持活動で主導的役割を果たすことを歓迎したものの、アフガンでのトルコの活動に対する金銭的援助を行うかどうかについては回答を留保した。