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(回答先: Re: ウサマ・ビンラディン氏はアフガニスタン及びパキスタンから脱出 [ABCワールドニュース] 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 1 月 15 日 22:30:52)
【ワシントン15日=林路郎】
米ABCテレビは14日、情報機関筋の話として、中央情報局(CIA)が、同時テロの首謀者とされるウサマ・ビンラーディンについて「すでにアフガニスタンを脱出した」との報告をテネット長官に提出したと伝えた。この報道が事実とすれば、米軍によるビンラーディン捕そく作戦はアフガン外へ拡大しつつあることになる。一方で、難航する情報収集をめぐり軍とCIAの間の不協和音も漏れ始め、14日で100日を迎えた米軍の作戦は大きな曲がり角に来ている。
ビンラーディンがアフガンを脱出したとした場合、問題はその逃亡先だ。テロ専門のジャーナリストで「聖戦株式会社」の著者ピーター・バーゲン氏は、「ビンラーディンは逃亡先として、同化しやすい地域を選ぶ」と言う。祖先発祥の地イエメンや、無警察状態に乗じてアル・カーイダが拠点を築くソマリアなどのイスラム諸国が有力という。
海路の逃亡を想定し、米軍は英仏独など同盟国とともにアラビア海北部で不審船の臨検を行っているが、「それで1人の人間を捕そくするのは、干し草の山から1本のクギを見つけるに等しい」(バーゲン氏)。
米軍はここ数日、アフガン東部の山岳地帯ザワル・キリへの激しい空爆を続けてきたが、ビンラーディン逃亡が事実なら、残党部隊の掃討や洞くつなど巨大な軍事関連施設の破壊そのものを目的としている可能性が高い。
米軍とCIAの間で、情報収集の正確さや効率をめぐる摩擦が生じてもいる。今月7日、軍統合参謀本部のスタッフルビーム作戦副部長は「我々はビンラーディンの影を追うのをやめた。関心があるのは、アル・カーイダやタリバンの火種がどこにあるかなど、アフガニスタン全体の状況だ」と述べた。この発言についてある米軍筋は、「ビンラーディンの潜伏先について交錯・矛盾する情報を、分析もせず軍へそのまま流すCIAに対する強烈な当てつけと受け止められており、その率直さに多くの軍関係者は驚がくした」と語る。CIAへの軍の不満は、ビンラーディン捕そくがままならない状況に対する、強いいらだちの表れともいえそうだ。
(1月15日22:06)