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NHK衛星1で放送された印パ抗争をめぐるイギリス「ITNニュース」(1/13午前放送)とアメリカ「ABCニュース」(1/14午前放送)で映像として流されたインド−パキスタンの地図を見て愕然とした。
インドとパキスタンの国境線は、実効支配線(停戦ライン)ではなく、全カシミールをインド領としたものになっていたのである。
昨年12月の印パ間における緊張の高まりから今年初めまでは、映像で流される印パ国境線は、実効支配線を実線で表示し、それぞれが主張する国境線を破線で示す地図として現されていた。
このような「国境線変更」が、何の意図もなくメディアによって勝手に行われるとは考えにくいだろう。
現在、中国の朱首相がインドを訪問しているが、英米のメディアが“何気なく”説明もなく変更した国境線で今回の印パ紛争が終結するとすれば、中国はパキスタンとの国境線を失うことになる。それは、中国が、インドと真っ正面から国境係争に取り組まなければならないことを意味する。
パキスタンのムシャラフ大統領は、カシミール地方の民兵千人以上を逮捕したようだが、それでは今回の紛争は収まらない性質のもののようだ。
98年のクーデタで誕生したムシャラフ大統領は、“用意”された売国奴なのか、“理性”的な統治者なのか、今のところはわからないとしかいいようがない。
インド国民会議派の“衰退”とインド人民党の政権奪取にも、なんらかの“意志”が働いているのだろうか?