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【ワシントン14日=共同】
米国立アレルギー・感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長は14日、ワシントンで講演し「天然痘ウイルスを使ったバイオテロが起こり得ると信じるのは、極めて合理的なことだ」と述べ、天然痘テロに備える必要性を強調した。
所長は、天然痘が炭疽(たんそ)病と違い人間から感染することを指摘。「自らウイルスに感染した人間が多くの人々の中を歩き回ったら、飛行機が世界貿易センタービルに突入したのと同じような状況になる」と、自殺的なバイオテロへの懸念を示した。
ファウチ所長は「天然痘のワクチン接種には、100万人に1人程度の確率で深刻な副作用がある」として、全国民対象のワクチン接種を再開するかどうかは今後の議論を待つべきだと指摘。米国とロシアが保管している天然痘ウイルスは廃棄すべきではないとの考えも明らかにした。