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国境兵力めぐり応酬 印パ互いに撤収要求〔産経新聞〕

投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 1 月 15 日 11:55:57:

(回答先: カシミールで交戦、インド兵とゲリラ4人死亡〔読売新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 1 月 15 日 00:28:33)

【イスラマバード14日=黒沢潤】
インドのフェルナンデス国防相は十四日、パキスタンが越境テロをやめない限り国境に配置した部隊を撤収しない考えを明らかにした。一方、パキスタン側は同日、インド軍に平時の陣地まで部隊を後退させるよう呼びかけるなど、国境部隊の撤収をめぐって両国間で激しい応酬が続いている。
インドからの報道によると、フェルナンデス国防相は十四日の記者会見で、パキスタンのムシャラフ大統領が十二日、国内のテロリスト活動を容認せず、五つのイスラム過激派団体の活動を禁止する方針を明らかにしたことに触れ、「ムシャラフ大統領が約束を実際に履行するまでインド軍は国境部隊を撤収しない」との考えを表明した。
そのうえで「(ムシャラフ大統領は)パキスタンが部隊を先に撤収するべきであると知っているはずだ」と述べた。
一方、パキスタンのクレシ大統領報道官は国防相の会見を受け、「インド軍が平時の陣地まで部隊を撤収するよう望む」と強調。インド軍が先に国境から兵力を行動するよう求めた。
これ関してパキスタン軍報道官も同様の主張を繰り返したほか、インド軍がカシミール地方の実行支配線沿いに部隊を増強しているために、パキスタン側も兵力を維持せざるを得ないと指摘した。パキスタン外務省報道官は、インド側の反応に対し「もっと温かい反応を期待していた」としたうえで、「パキスタンは今後も両国の緊張緩和に向けて(最善策を)模索していく」と述べた。
昨年十二月十三日のインドの国会議事堂襲撃事件をめぐって、インド政府がパキスタンのイスラム武装組織、ラシュカレトイバとジェイシモハメドの関与を主張。事件に関与したとする二十人の引き渡し要求しているが、パキスタン側は拒否、両国が国境沿いに兵力を集結させるなど緊張が続いている。




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